Google Colab Proの解約手続きと残り日数の扱いについて解説
Google Colab Proは、簡単に加入や解約ができるものの、解約時の残り日数の扱いについては疑問がある方も多いと思います。この記事では、Google Colab Proの解約手続きと、期間中に解約した場合の残り日数の取り扱いについて、実体験を基に詳しく解説します。解約手続きの方法と残日数の取り扱いが気になる方は参考にしてください。
Google Colab Pro/Pro+の加入・解約方法
Google Colab Pro/Pro+の加入方法
Google Colab Pro/Pro+に加入する入り口はたくさんあります。サブスクリプションの場合、加入方法がわからずに困ることは少ないと思います。
加入ページから
Google検索で「colab pro 加入」などとして検索すると表示される「最適なColabプランを選択する」のページから加入することができます。
ここからプランを選んで加入可能です。
Colabのリソースから
Google Colabを無料で使っている場合、ColabのNotebookのリソースページにある「Colab Proにアップグレードする」から加入することも可能です。無料で使っていてProに変更したくなった場合はここから加入可能です。
先月まで加入していたので、スクリーンショットには「利用可能なコンピューティングユニット」が残っています。
Google Colab Pro/Pro+の解約方法
Google Colab Pro/Pro+は、サブスクリプションなので、解約しないと毎月課金されてしまいます。使わなくなったら解約する必要があるのですが、解約は少し探さないと見つからないと思います。
解約は、Googleのお支払いセンターから行います。
具体的には、https://payments.google.com/へアクセスして[サブスクリプションとサービス]のページから解約できます(Google Oneなども、ここに表示されます)。
「サブスクリプションとサービス」のタブをクリックするとGoogle Colabが表示されるのでそこから解約を行うことが可能です。
Google Colab Proを期間中に解約した場合
解約後の期間中の取り扱い
FAQにあるように「解約した場合でも Colab Pro または Colab Pro+ の特典は、最後のお支払いから 1 か月間ご利用いただけます。」ということで、期間が終了するまではGoogle Colab Pro/Pro+の契約が維持されます。
期間が終了するまではGoogle Colab Pro/Pro+の契約が維持されます
期間終了後の取り扱い
期間が終了したあとは、以下のような取り扱いになります。
- 残りのコンピューティングユニットははそのまま残る(3ヶ月繰り越される)
- Colab Proの特典(Hiメモリ)などは使えなくなる
つまり、期限後は「Pay As You Goと同等の扱い」になります。
ハイメモリが使えなくなるのは個人的にはインパクトが大きいです。また、接続時間などもPro相当ではなくなります(長時間の学習などは切れやすくなる)。
期間終了後は、「高性能なGPUは選択できるけどProほど便利には使えない」と考えた方がよいと思います。
コンピューティングユニットが残っている状態で再度Proに加入した場合
コンピューティングユニットが残っている状態で再度Colab Proに加入した場合は、残っているコンピューティングユニットが引き継がれます。
なので、解約→加入してもコンピュータユニットは無駄になりませんので安心です。
私は、必要があれば加入し、使わない月は解約するという感じでColab Proを使っています。
手軽に加入・解約できるColab Proは意外と便利です。
まとめ
Google Colabの加入と解約の仕方、解約した場合の契約の取り扱いについて解説しました。Colabはうまく使うとローカル(手持ち)でGPUマシンがなくてもディープラーニングのコードを動かすことが可能です。うまく活用すると、GPUを購入するより経済的です。
利用頻度が高ければ高性能なGPUを搭載したPCを購入するというのもありですが、個人的には「GPUファンの騒音が嫌」なので、クラウドサービス(Colab Pro)を使っています。深夜にファンが回っているのは結構うるさいです。